妄想

これが私の塵理論

昔のPCの古いデータを整理していたら、イーガンの長編を一通り読み終わったぐらいに書いたテキストが見付かった。 読んでみたら、まあまあ面白かったので、整形追記して貼っておく。 ネタバレ全開なので、順列都市を未読の人は読まない方が吉。未読だと、読…

Lispを越えた先にあるもの

この前考えた内容を箇条書きにしてみた。先に用語だけ定義しておく。 以下で出てくる「マップ」とは、list等への写像関数の事じゃなく、hash-tableのような、「keyとvalueの組を複数個(0個も含む)持つテーブル」の事。具体的にはClojureのマップ。 Lispの内…

Crystal Nightsを読んだ / そこから色々と妄想した

SFマガジンに載ってたCrystal Nightsを読んだ。 SFマガジン自体はまだ読み途中。 Crystal Nightsなかなか面白かったが、最後のオチは、真女神転生Strange Journeyのある場面を連想してしまった(制作順的にはCrystal Nightsの方が先だけど、自分がプレイした/…

たまには「プレイ」しましょう

今回の要約: 実は、自然言語はプログラミング言語的な面も持っていた。 長いので要点だけ。 最初に考えていた事: 自然言語はプログラミング言語とは違い、チューリング完全ではない イーガンのTAP言語と自然言語の比較 TAP言語には「スキャン」と「プレイ」…

マルチアカウントと「主人と奴隷」戦略(仮題)(1)

とりあえず、思い付いた部分から順に書き残しておく事にする。 で、ある程度考えたところ、よく似た二つの状況がごっちゃになっている事に気付いた。 マルチアカウントによる「主人と奴隷」戦略(ネットゲー的) 非マルチアカウントによる「主人と奴隷」戦略(…

今日の要約: 俺Lispに必要な仕様がまとまってきた。実際に作るかどうかは未定。しかし、カッコ良い名前を考えておく事。 http://d.hatena.ne.jp/ranekov/20080403/1207163582 http://d.hatena.ne.jp/ranekov/20080228/1204186771 http://d.hatena.ne.jp/rane…

shs(仮)とArc

今回の結論: 暇が出来たら、Arcが「HTTP上の/bin/sh」として使えないか試してみる 色々書いてたが、長くなったので要約だけ残す。 phpはアレだが、「php的なアプローチ」(?)は悪くないとは思ってる。 今のphpは、進化する方向を間違えてしまったように思え…

もし現実物理世界が遅延評価によって実装されているならば、現実物理世界に観測問題やEPR対等が存在する事を納得しやすい(少なくとも、eagerな評価系で実装されている場合で考えるよりはずっと)。 この時、現実物理世界の評価順は、厳密な時系列順でなくても…

ゲーデル数はチューリング完全

という事を、この前の、チューリング完全になるワンのタイルの敷き詰め方法の事から、なんとなく考えていた。 http://d.hatena.ne.jp/ranekov/20071120 http://www.ice.nuie.nagoya-u.ac.jp/~h003149b/lang/p/wang/wang.html が、よく考えたら、ゲーデル数は…

イーガンの「宇宙消失」のネタばれ有り。

ディアスポラのネタばれ有り。注意。

http://sankei.jp.msn.com/life/education/071107/edc0711070337000-n1.htm とりあえず、自分の子供は、そういう親がついてる子供が含まれる(かも知れない)教室に放り込みたくはないとは思う。 じゃあどうすれば良いかを考えると、今のころ現実的な方法は、…

S式が必要な理由 / Schemeでは足りない部分

今日は考えながら書くので、結論は一番最後。 関数指向言語は色々あるものの、自分はどうしてもS式ベースの書式を持った言語を選ばざるを得ないようだ。 その理由を色々と考えてみた。 その結果は、自分が、究極的には「コードを生成するコードを書いて、あ…

気付いてしまった

ヤバイ。 非戦闘員の、見えないボスとかブレインみたいなのは、確かに別に居る事に気付いた。 このモデルだと、確かに全てを説明可能だ。 かなり手間がかかりそうだが、あとで実装する。

継続による時間操作まとめ

前回までのフィラデルフィア・エミュレータ作りで考えた事の要約。 まだ考え途中。 以下の文章で使っている「call/cc」は、よくあるgotoやreturnの用途で使うcall/ccではなく、 (call/cc (lambda (cont) ... ... ...)) xxx xxx xxx の、「...」の外側(「xxx…

関数脳続き

もう少し思い付いた事をメモしておく。 あとでまとめる(そしておそらく忘れられて放置される)。 「金槌を持ったら全てが釘に見える」の例を真似て、「オブジェクト指向を持ったら全てがオブジェクトとメソッドに見える」し、「関数指向を持ったら全てが関数…

関数脳まとめ

前回の続き。 まずは、これまでの話をまとめてみる。 前々回。 「現実物理世界」と「脳内写像世界」は(似て作られてはいるが)完全に別物。 我々(の意識)は、「脳内写像世界」の中でしか生きていない。「現実物理世界」には存在できる余地すら無い。 「現実物…

現実世界に「状態」はあるか

先日の続きを書こうとしたら、 http://practical-scheme.net/wiliki/wiliki.cgi?cut-sea ここの「matzにっき」の項目で既に書こうと思ってた事が書かれてた。 一応、書こうと思ってた事の一部だけ書いておく。 (他にも色々書こうとしたが、あまりにも電波な…

関数脳の作り方

http://www.rubyist.net/~matz/20070412.html#p01 今回の結論: 関数脳を作りたいなら、SF(特にイーガンと山本弘がおすすめ)を読みながら、関数型言語をいじろう。 以下の要約: 人が感じ取れる限りの世の中の全ては、写像(mapping)だった。だから全ては写像関…

「普通のサラリーマン」の仕事内容ってどんなの?

とりあえず概要だけ箇条書きにして残す。 一応、草稿に分類しとくが、多分、今後、真面目にキチンとした文章にする事は無いと思う。 「普通のサラリーマン」が、一体どんな仕事をしてるのかが、昔から気になっている。 ここでの「普通のサラリーマン」とは、…