現実世界に「状態」はあるか

先日の続きを書こうとしたら、

ここの「matzにっき」の項目で既に書こうと思ってた事が書かれてた。


一応、書こうと思ってた事の一部だけ書いておく。
(他にも色々書こうとしたが、あまりにも電波なのでやっぱりやめておく事にした。)


「ある人はこれまで生きていたが、ある日死んだ」というのは、「ある人」というオブジェクトの「生きている」という「状態」が「死んでいる」に変化した、と考えがちですが、「ある人は去年は生きていたが、今年に入ってすぐ死んだ」という風に考えると、「去年のある人」と「今年のある人」という、別のオブジェクトを比べているだけで、そこに状態の変化は無い、というのが正しい、という話です。
仮に、本当にこの例に「状態の変更」を持ってくるなら、「ある人は去年は生きていた」というのを「ある人は去年は死んでいた」に破壊的変更を行うような事こそが、「状態の変更」と呼ぶのに相応しいと思えます。
しかし、そんな変化が現実世界で起こるようには、ちょっと思えません。
だから、状態の変更なんて胡散臭いし、破壊的変更は現実のモデルに沿っていない……と、そこまで言ってしまうと詭弁の領域ですが。
とりあえずは、現実世界(仮)のオブジェクトを見る時は、そのオブジェクトの日時もオブジェクトの属性として含めて見るならば、そういう事になる、という事です。多分。