前(http://d.hatena.ne.jp/ranekov/20051206/1133798307)の続き。


今の会社で、lisp系言語を積極的に使おうと考えているのは、とりあえず自分一人だけのようだ。
(前に居たバイトのPさんは、lisp系言語を積極的に使いそうな方の人だと思うが、最近はバイトには来ていないようだ。)
つまり、今の会社に居ては、とりあえずschemeで仕事をする事は出来ない。


しかし、考え直せば、業務で重要なのは、トラブルが出ないように開発/運用を行える事であり、その観点で見れば、使用しているプログラミング言語が何であり、どのような性質を持っているのかについては、それほど重要ではない。
(今の会社の開発系社員のほとんどが扱える)perlで開発するという事は、社員同士での援助が容易であったり、担当の社員が動けなくなった時に他の社員がメンテできたり、そういう、団体ならではのメリットを充分に生かせる。
プログラミング言語を、単なる道具として見るならば、道具の性能が少しぐらい劣っていたとしても、大多数が扱える道具を使った方が、会社としては、メリットがある。
(今から大多数に、新しい道具の使い方を憶えてもらう?それはコスト的にばかげている。)


だから、今の会社は、これからもずっとperlで開発を続けるだろうし、変わるとしたら、perlがperl6になるぐらいだと思う。


しかし、会社としては、それがベストだという事については納得できた。
仕事というのが、そういう物なのは間違い無い、筈。
(自分としては、perlを使い続けるのは、微妙だと思うものの……。)


どうしてもschemeで仕事をしたいなら、schemerが多数派の会社に転職するのがベストだろう。
しかし、これについては、ちょっと保留にしておきたい。
また、「lisp系言語以外には実現は非常に困難な物」を作って、それで商売を始める、という第三の道も、もう少し模索しておきたい。