T-01A所感
結論: これは微妙すぎる。見た目に騙されてはいけない。しかし携帯ssh端末としてはなかなか。
経緯:
電話可能な端末で、日本語の通るsshクライアントが使える端末が欲しかったところに、T-01Aが出てたので、買った(以前はw-zero3es(無印)使用)。
ついでに「PDAIR レザーケース for T-01A 縦開きタイプ」(以下、PDAIRケース)も買った。
(あと、液晶保護シートとかその他色々も買ったが省略)
良かった点:
- 電話ができる。
- 日本語の通るsshクライアントが使える。
- stowawayで文字入力できる(英語keyboardとして使うには要em1key+asciipatchwm)。
- sshクライアントの画面が大きい(とりあえずw-zero3系列と比べて)。
- リモートデスクトップも(画面解像度はそれなりなものの)普通に使える(但し、これはbluetoothキーボードに加えて、更にポインティングデバイスも欲しくなる)。
- @docomo.ne.jpのメールアドレスをゲット(メール削除がすごい面倒だが)。
- GPSでgoogleマップが見れる。
- 見た目がカッコ良い。
悪かった点:
- 非常におっことしやすい。物落とし属性持ちの人には全く勧められない。
- 標準ではストラップをつける箇所すら無い。一応、付属のシリコンカバーをつければストラップをつけられるが、このカバーは微妙すぎる。
- 前述のPDAIRケースにもストラップをつける場所は標準では無し。が、スピーカ用の穴のところか、両サイドのベルト状になっている部分に無理矢理つける事は出来る。問題は、ストラップをつけたとしても、PDAIRケースのカバー部分を開けて使っていてうっかりひっくり返すと、ケースから本体がストンと抜け落ちてしまう。この点を除けばあまり問題は無いが……これでは欠陥商品と言わざるを得ない。既に数回落として、本体の角部分が削れてしまっている。
- あとこのケースに入れてるとカメラが使いにくい。が、これは大した問題ではないのでok。
- 他にもCAPDASEのケースも良さそうだったが、こっちは頻繁に蓋を開ける人には向かないという事で却下。なんでFOMAカード外すのに電池取らないといけないんだ。
- windows mobile採用。
- windows9x系のように、アプリの不具合がosを巻き込んで致命的な状態になる事がある。
- しかし、日本語がちゃんと通るsshクライアントは今のところ、iPhoneにもblackberryにもandroidにも無い。windows mobileならばpocketputtyがある。
- 入出力端子がmicrousb一個しかない。しかも蓋付き。充電もここからしかできない。イヤホンもこの端子経由。
- 充電のたびにこの蓋をあけるの面倒。
- その他の機器にも接続する場合、端子の取り合いになる。イヤホンとか。
- 付属のイヤホン用コネクタの端子の形状が蓋とぶつかって、非常にとりつけにくい。
- microusbの規格的にケーブルに方向性があるらしく、充電可能ケーブルとかがすごい分かりにくい(間違うと、端子的にはつながっても充電されなかったり認識されなかったりする)。
- あまりに頻繁にこの端子を使うので、ここからハード的にめげそうな気がする。
- 標準でインストールされているソフトはどれも基本的に使えない。
- 標準では、bizホーダイダブルでの通信中は、bluetoothキーボードが使えない。
- これはふざけてるとしかいいようがない。回避方法があるからいいものの、そうじゃなかったらマトモに使えたものではない。
- docomo高い。willcomは安かった(回線速度は遅かったが)。
今後について:
- 二年縛り契約なので、とりあえずこれを使い続ける。
- 携帯sshクライアントとしては非常に優秀で、今のところ特に問題は無い。
- 問題なのは、非常に落としやすい事で、これについては、今後もより良いケースを探すしかない。
- 余裕があれば携帯ポインティングデバイスも欲しいが、こちらはあまり良い品は無いようだ。
- 二年経過したら、その時に出てる、もっとマシな機種に買い替える。